分譲マンションの騒音トラブルの画像

分譲マンションの騒音トラブル

不動産会社

売主は「騒音は気にならなかった」、買主は「騒音がひどい」…さあ、どうする?

~不動産会社が解説する、売却・購入時に知っておきたい騒音トラブルの対処法~

「そんな話、聞いていません…」

分譲マンションの引渡し後、買主様からこのような相談を受けることがあります。

「隣の生活音が思った以上に聞こえる」

「上階の足音が毎日気になる」

「夜中まで音がして眠れない」

「売主さんは何も言っていなかった」

一方で売主様は、

「私は全く気になりませんでした。」

と話されます。

どちらが正しいのでしょうか。

実は、このケースは分譲マンション売買では決して珍しい話ではありません。

今回は、西宮市で数多くのマンション売買をお手伝いしてきたクリーン・エステイトが、「売主は騒音を感じなかった」「買主は騒音が気になる」というケースについて、不動産会社の視点から詳しく解説します。


なぜ同じマンションなのに感じ方が違うのか?


まず理解していただきたいのは、

騒音の感じ方には個人差がある

という点です。

例えば、

小さなお子様がいる家庭
ご夫婦だけの生活
在宅ワーク中心
日中はほとんど外出
夜勤勤務

生活スタイルが違えば、聞こえる時間帯も違います。

さらに、

音に敏感な人
あまり気にならない人

という性格の違いもあります。

つまり、

売主が
「本当に気にならなかった」

ということも十分あり得ます。

逆に、

買主が
「生活できないほど気になる」

ということもあります。

双方とも嘘をついているとは限らないのです。

騒音=契約不適合責任になる?

ここで多くの方が気になるのが、

「売主の責任になるの?」

という点です。

結論からいうと、

必ずしも契約不適合責任になるとは限りません。


契約不適合責任とは、


契約内容に適合しない状態で引き渡された場合に問題となります。

しかし、

騒音については、

主観的要素が大きい
数値化しにくい
時間帯によって異なる
発生頻度が一定ではない

という特徴があります。

そのため、

「買主が気になる」

という理由だけで、

直ちに売主責任になるケースは多くありません。



売主が知っていて隠していた場合は?


話は少し変わります。

例えば、

売主が

管理組合へ何度も苦情を出していた
上階住人と騒音問題で揉めていた
管理会社へ何度も相談していた

にもかかわらず、

重要事項説明や告知書で何も伝えなかった場合です。

このようなケースでは、

「告知義務」

との関係が問題になる可能性があります。

つまり、

知っていたのに故意に伝えなかった

のであれば、

後日トラブルへ発展する可能性があります。


「私は気にならなかった」は通用する?


ここが難しいところです。

例えば、

売主が

「私は全然気になりませんでした。」

と言っていても、

実際には

何度も管理会社へ相談
管理組合へ苦情提出
近隣住民との話し合い

などがあれば、

「気付いていた」

と判断される可能性があります。

一方、

全くそのような事実がなく、

本当に気にならなかったのであれば、

売主に故意や過失が認められないケースもあります。



買主はどう確認すればいい?


①昼だけでなく夜も現地確認

昼間は静かでも、

夜になると

足音
テレビ音
ピアノ
ペット
バルコニー

などの音が気になることがあります。

可能であれば、

時間帯を変えて内覧しましょう。

②窓を開けて確認

窓を閉めた状態だけでは分かりません。

道路

電車

学校

公園

飲食店

など、

外部音も確認しましょう。

③共用部分を見る

マンション掲示板には、

騒音注意
深夜の生活音
ペット
楽器

などの掲示がされていることがあります。

これも重要な判断材料です。

④管理会社へ確認

管理会社や仲介会社を通じて、

過去のトラブルについて確認できる場合があります。

もちろん、

個人情報には配慮されますが、

一般的な管理状況については参考になることがあります。


売主が売却前にやるべきこと


売却時には、

気になることがあるなら、

できるだけ仲介会社へ相談しましょう。

例えば、

過去に苦情があった
一時的な騒音だった
現在は解決済み

こうした経緯も含めて説明しておくことで、

後々の誤解を防ぎやすくなります。

「話すと売れなくなる」と考えて隠すのではなく、事実を適切に共有することが、結果として安心できる取引につながります。


不動産会社の役割とは?



優れた仲介会社は、

単に物件を紹介するだけではありません。

売主への聞き取り
告知事項の整理
買主への説明
管理会社への確認
管理規約の確認

など、

トラブルを未然に防ぐための調査と説明を行います。

騒音は完全にゼロにすることは難しいものですが、事前に把握できる情報をできる限り集めることが重要です。



西宮市でマンション購入・売却を検討している方へ


西宮市には、

駅近マンション
ファミリータイプ
築浅マンション
大規模マンション

など、多くの魅力的な物件があります。

一方で、

築年数や構造、立地、住民構成などによって、住環境は物件ごとに異なります。

購入前には価格や間取りだけでなく、生活環境や管理状況、騒音を含む住環境についても確認することが、満足度の高い住まい選びにつながります。

クリーン・エステイトでは、西宮市を中心に地域密着で培ってきた経験を活かし、売主・買主双方が安心できる取引を心掛けています。


よくある質問(FAQ)


Q. 騒音が気になるだけで契約解除できますか?

必ずしもできるとは限りません。契約内容や事実関係、売主の認識や説明内容などを総合的に判断する必要があります。

Q. 売主が「気にならなかった」と言えば責任はありませんか?

一概には言えません。過去の苦情や管理会社への相談履歴など、客観的な事情も重要な判断材料となります。

Q. 購入前に騒音を確認する方法はありますか?

時間帯を変えて複数回内覧することや、共用部の掲示、管理状況の確認などが参考になります。

Q. 仲介会社は騒音を保証してくれますか?

仲介会社が将来の生活音を保証することはできませんが、把握している重要な情報を適切に説明し、確認できる範囲の調査を行うことが求められます。


まとめ


分譲マンションの騒音トラブルは、「売主が嘘をついた」「買主が神経質だった」という単純な問題ではありません。

生活スタイルや音への感じ方は人それぞれ異なり、同じ住戸でも評価が分かれることがあります。一方で、売主が過去の重大な騒音トラブルを認識しながら告知しなかった場合には、法的な問題へ発展する可能性もあります。

大切なのは、売主は知っている事実を正確に伝えること、買主は購入前にできる限り住環境を確認すること、そして仲介会社が双方の橋渡し役として誠実な説明を行うことです。

クリーン・エステイトでは、西宮市を中心にマンション売買の豊富な経験をもとに、安心して取引いただけるよう丁寧なサポートを行っています。マンション購入や売却でご不安な点があれば、お気軽にご相談ください。



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