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西宮市の 「六湛寺町」 ってどんな街?

西宮市町名シリーズ

目次:【西宮市の 「六湛寺町」 ってどんな街?】



令和7年(2025年)4月1日に、西宮市は市制100周年を迎えます。
その西宮市の市役所や重要な公共施設がある六湛寺町
その名前の由来はなんでしょうか?
(にしのみやデジタルアーカイブ、町名の由来を参照させていただきました。)




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六湛寺町の町名の由来


六湛寺町の名前は、この地に今から約680年前に創建された禅寺「六湛寺」に由来するそうです。今も西宮市役所の駐輪場のそばに小さな石碑「六湛寺」があります。当時、貴族から武士の時代になり、禅宗は武士の間で流行し、多くの寺が荘園を寄進されました。六湛寺は臨済宗の高僧が関白から多くの寄進を受けて建てた寺で、「湛」は「水の源や深み」を意味し、奥深い仏の教えの源という意味を持っているそうです。



六湛寺町の歴史


六湛寺は室町時代、西宮が栄えていったのと同時に、広い敷地に如意庵や茂松庵などの寺が建てられました。しかし、江戸時代になると勢いが衰え、明治時代には廃寺となりました。如意庵は北名次町に移った如意寺に、茂松庵は市役所の北隣にある茂松禅寺に引き継がれました。明治8年に町営墓地の名前として「六湛寺」の名が残りました。
同じく敷地内にあった海清寺には、戦前から当時の著名な軍人、文化人、政治家が海清寺の有名なお坊さんに教えを乞いたいと通っていたそうです。当時の様子を伝える貴重な大クスの木が今も残っています。





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六湛寺町の今


六湛寺町は交通の要所でもあり、阪神電車、国鉄(現在のJR)が通り、国道2号線には、かつて阪神電車の路面電車も走っていました。西宮市役所の歴史になりますが、1928年(昭和3年)西宮市制で2代目の本庁舎が六湛寺町に建てられ、1971年(昭和46年)には現在の3代目の本庁舎が建てられました。2022年(令和4年)には第二庁舎(危機管理センター)が完成し、周辺に多くの公共施設が建設されています。六湛寺町の一角にあった兵庫県立西宮病院は、2026年には西宮市立中央病院が統合再編され、津門大塚町に移転する予定です。六湛寺町はますます変化していきます。





六湛寺町の学校区





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