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西宮市の「高松町・両度町・田代町・大屋町」ってどんな街?

西宮市町名シリーズ




西宮市の両度町・高松町・田代町・大屋町は、それぞれ古くから栄え、現在も発展を続けている街です。どんなふうに発展してきたのか、町名の由来はなんでしょうか?
(にしのみやデジタルアーカイブ、町名の由来を参照させていただきました。)


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高松町の町名の由来と歴史


高松町は、旧高木村高松、旧津門村高松、旧今津村高松という3つの村の村境にあったので、その各村の高松の字が合わさって昭和25年に誕生しました。

現在の阪急西宮ガーデンズがある場所に、昭和10年「阪急西宮スタジアム」が建設されました。当時は「阪急西宮球場」という名称で、これは阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)の当時の社長、小林一三氏が指示し、球団編成と新球場の建設が決定されたものです。小林一三氏は、住宅や遊園地などの沿線開発、歌劇、ターミナル、百貨店、私鉄経営のモデルともいわれる手法の生みの親と言われています。

当時の西宮北口駅前はのどかな田園地帯でしたが、近くの甲子園球場を意識して作られたと言われ、最新最高の設備を備えた球場で大変賑わったそうです。阪急ブレーブスの本拠地として昭和63年まで使用され、その後はアメリカンフットボールやラグビーの会場として利用されました。また、西宮市民祭りも昭和55年から開催されていました。平成17年に解体され、跡地に阪急西宮ガーデンズが開業しました。その後も西宮北口駅前は複数の商業ビルや甲南大学西宮キャンパス、マンションなどが建設されています。



両度町の町名の由来と歴史


両度町は旧字両度町で、戦争末期に航空練成場がありました。戦後の昭和23年に、その広大な跡地に県営・市営の鉄筋集合住宅が建てられ、全国から注目される住宅地域となりました。




田代町の町名の由来と歴史


田代町という町名は、昭和25年に上瓦林と高木にあった旧字名に多く使われていた「田」や「代」の文字を使用して命名されました。地名に「田」や「代」の文字が多く使用されているように、地域の農業の重要な土地であったと思われます。


大屋町の町名の由来と歴史


大屋町という町名は、昭和26年に命名されました。「大屋」とは大きな集落を意味します。上瓦林には当時「元屋敷」という地名があり、この辺りに大きな集落が存在していたことが伺えます。古来より人がたくさん住んでいた地域と言えるでしょう。



これからの発展


西宮市の両度町・高松町・田代町・大屋町は、交通の便が良く、阪急電鉄の沿線開発によって人気の住宅地となりました。特に阪急西宮スタジアムの跡地を利用した阪急西宮ガーデンズの開業、兵庫県立芸術文化センターが出来たことにより、若者をはじめ多くの人が集まるエリアとなっています。商業施設やタワーマンションが増え、ますます発展していくことでしょう。



高松町・両度町・田代町・大屋町の学校区


高松町1~5番、7番   平木小学校・平木中学校
高松町6番、8~22番 深津小学校・深津中学校
両度町 平木小学校・平木中学校
田代町 深津小学校・深津中学校
大屋町1~3番、12~18番、24~29番   深津小学校・深津中学校
大屋町4~11番、19~23番、30~32番 瓦木小学校・深津中学校




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