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空家を守る梅雨時期の管理ポイント完全ガイド

空き家

年々増加傾向にある「空家」。相続や転勤、施設入居などで、やむを得ず空き家を持つことになったという方も多いのではないでしょうか。

中でも注意したいのが「梅雨時期の空き家管理」です。日本の梅雨は高温多湿になりやすく、放置された空き家はわずか数週間で深刻なダメージを受ける恐れがあります。

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不動産のご購入・ご売却はクリーン・エステイトまでお気軽にご相談下さい。


まだ大丈夫」「雨漏りはしていないはず」と思っていても、カビ、湿気、害虫、構造劣化、近隣トラブルなどのリスクは着実に進行します。

この記事では、空き家の所有者・管理者の方に向けて、梅雨時期に行うべき空き家管理のポイントを徹底解説します。





■ 梅雨時期の空き家が抱える5つのリスクとは?

空き家は人が住まなくなった瞬間から、急速に老朽化が進みます。特に湿気がこもりやすい梅雨は、以下のような被害が起きやすい時期です。

①カビの発生・拡大
閉め切った室内に湿気がこもると、壁紙や畳、家具、押入れなどにカビが広がります。ひとたび発生すると、見えない部分にも菌糸が浸食し、除去には専門の清掃が必要になることも。

② 木材の腐食と建材劣化
湿気や結露によって、床板・柱・壁の下地が劣化。シロアリが好む環境にもなりやすく、構造上のダメージに繋がる恐れがあります。

③ 害虫・害獣の侵入
梅雨の時期はゴキブリ・ヤスデ・ムカデ・シロアリなどの活動が活発化。また、屋根裏や床下にネズミやイタチなどが侵入する事例も見られます。

④ 結露・雨漏り・腐敗臭の放置
サッシの結露や、屋根・窓枠などのわずかな隙間からの雨漏りが、内部の腐敗や悪臭の原因に。長期間放置すれば、空き家特有の臭気が定着してしまいます。

⑤ 防犯・近隣トラブル
長期間放置された空き家は、空き巣や不法投棄のターゲットに。草木が伸び放題だと景観にも悪影響を及ぼし、近隣との関係悪化を招くこともあります。

クリーン・エステイトは不動産の売買のみならず、賃貸・管理・リフォームまでご相談可能です。



■ 梅雨に行いたい空き家管理の具体的な対策

では、こうしたリスクを防ぐために、具体的にどのような対策が有効なのでしょうか?

1. 定期的な換気を行う
●室内の空気を入れ替えることで、湿気とカビの予防になります。

●月2~4回を目安に窓を開け、対面する部屋同士で風を通す

●押入れ・収納スペースも開放しておく

●雨の日は避け、湿度が低い日を選ぶ(午前~午後がベスト)

どうしても現地に行けない場合は、空き家管理サービス業者に月1回の換気巡回を依頼するのも一つの方法です。


2. 家電・水回りのチェック
長期間放置された水道管や排水トラップは、臭気の原因になります。

●水道の通水(1分程度流す)

●トイレの水を流す

●排水口に水を流して臭い止めを補充

同時に、冷蔵庫・エアコン・給湯器などの通電確認を行いましょう。ブレーカーは使用時以外は切っておくのが原則ですが、機器の劣化チェックは大切です。


3. 湿気・カビ対策
以下のような工夫で、梅雨の湿気被害を軽減できます。

●除湿剤・防カビ剤の設置(押入れ・シンク下・浴室など)

●すのこを床に敷いて通気性を確保

●クローゼット・収納棚は少し扉を開けておく

●カーテンは開ける/取り外す(カビ発生リスクを下げる)

また、**除湿器の一時的な使用や、晴れの日の送風運転(エアコン)**も有効です。


4. 雨漏り・外壁の確認
●梅雨は小さな傷や亀裂が雨漏りの原因になりやすい時期です。

●屋根・軒下の雨染みの有無

●サッシ・窓枠・壁紙のシミ

●外壁のひび割れやコーキングの劣化

雨漏りは早期に見つけて修理しないと、内部構造材まで腐食が進む可能性があります。心配な場合は、建築士やリフォーム業者に点検を依頼すると安心です


5. 害虫・雑草対策
●空き家周辺の雑草や木の枝は、害虫の繁殖場所になります。

●定期的な草刈りや剪定(目安:月1回)

●ゴミ・落ち葉の処分

●害虫駆除スプレーや忌避剤の設置(玄関・水回り)

●建物周辺に物を置かない

建物内部にフンや足跡、かじり痕などが見つかった場合は、専門の害獣駆除業者への相談が必要です。


6. 防犯対策を怠らない
●梅雨時期は人の動きが減るため、空き家が狙われやすくなります。

●郵便物やチラシは定期的に回収

●雑草・外観の手入れで「管理されている」印象を

●防犯ステッカーや人感ライトの設置

●近隣住民への声かけや見守り依頼

さらに、防犯カメラやスマートロックなどを導入すれば、より安心です。



■ 空き家管理のプロに依頼するという選択肢


梅雨の時期は空き家管理の難易度が特に上がるため、「自分で管理するのが難しい」と感じる方は、空き家管理サービスの利用を検討してみてください。


✅ 管理サービスの主な内容
●換気・通水・簡易清掃

●室内外の目視点検

●郵便物の回収・報告

●雑草・庭木の手入れ

●写真付き報告書の提出

価格の目安は月5,000~10,000円程度が一般的。業者によってはオプションで害虫駆除や台風対策も提供しています。

西宮市市内の空家管理は、クリーン・エステイトまでご相談下さい。

■ まとめ:梅雨の管理が空き家の寿命を左右する

空き家の劣化は「雨」と「湿気」から始まります。そして、カビや腐食といったダメージは、一度起こると取り返しがつかないことも。

だからこそ、梅雨の時期は特に慎重に管理を行う必要があります。


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